素麺屋ブログ
2024/11/01 13:22
【お!いしい けんぶんろく】 Vol.46
麺究者への道/ワインについて研究してみる
今回のブログは、「ワイン」がテーマです。
発酵熟成にこだわって、いろいろとブログを書いてきましたが、ワインは奥が深いとのことで書くことを躊躇していたのと、折角ならボジョレーヌーヴォーの解禁日(2024年は11月21日(木)の午前0時)に合わせようと考え、このタイミングとなりました(あと1ヵ月ありますが)。
前々回ではオリーブの新漬けの紹介もさせていただいたので、ワインとオリーブの新漬けで味わってはいかがでしょうか。
実は小豆島にもワイン用のブドウを栽培される方が、小豆島の土庄町、小豆島町それぞれにいらっしゃいます。
小豆島では、日本酒、クラフトビール、そしてワイン醸造家もいらっしゃるんですよね。
みなさん独自の工夫をされていて、地元産の穀物や農作物を使ったものを製造されています。
石井製麺所は小豆島手延べ素麺の技術を受け継ぎ、製法にこだわり、白い素麺をつくり続けています。
しかしながら三代目の私は、素麺は“嗜好品”だと捉えています。
暑い夏、夏らしさを感じる食事として皆さまから愛されて召し上がっていただいている素麺ですが、単純に暑いから食べるのでなく、「夏」という季節の中で味わい楽しんでいただく食文化のひとつではないかと感じています。
実際、10月に入っても暑さを感じる日が続きますが、やはり素麺は7月、8月ほどは売れません。
昔は、農家さんの冬の副業として始められた素麺づくりですが、現代では専門の製麺所が素麵をつくり続けています。
昔ながらの製法では、秋から翌春にかけて素麺を製造し、夏に販売するのが、いわゆるビジネスモデルでした。
ですが、他の麺類では、現代のライフスタイルに密着し進化を続け、一年中愛されるメニューとなっているものあると思います。
羨ましいなと感じます。
素麺もライフスタイルに合わせて、日常的に食卓に昇る食材でありたいと考えています。
今はどうすれば“嗜好品”から“日用品”として、より多く皆さまに召し上がっていただけるかを考える毎日です。
そういう意味でも、島での新しい産業や食品には大変興味があり、こうしてブログや「石井製麺所通信」として取材をさせていただき、見聞を広めているところです。
7月に参加した県産品コンクールでは、他社様のたくさんのアイデアや“想い”を感じることができました。
日々の気付きと、学びから、発酵、熟成の知識を活かして新しい手延べ麺をつくり続けていきたいです。
これまでも「日本酒」「ビール」と調べてみてきた発酵・熟成に関するお話ですが、今回は知らないことも多く産地の広がりや品種の開発などとても興味深いもので、技法だけでなく取り組みなどの参考になればと考えています。
今回も最後までお付き合いの程、よろしくお願いいたします。
【目次】
① ローマ軍やキリスト教により世界に広まったワイン
② 日本のワイン醸造は明治時代に始まった
③ ワインは世界三大醸造酒の1つ!その発酵方法とは?
④ 意外とシンプル!ワインの製法
⑤ ワインの製法による4つの分類とは?
⑥ ワインと土壌の関係とは?
⑦ 世界のワインの産地とその特徴
⑧ 《美味しい手延べ素麺》手延べ小豆島オリーブオイル素麺 編