素麺屋ブログ
2024/04/23 00:05
【お!いしい けんぶんろく】 Vol.33
栄養成分の機能性について/ビタミンC・クエン酸
早いもので、5月1日より「手延べレモン素麺」を販売再開いたします。
この時期だけの味覚としていつもご好評をいただき、これまでにたくさんの方にお召し上がりいただいております。
下の写真は、そのレモン素麺を乾燥しているところです。
レモン素麺が始まると製麺所は、とてもフルーティな香りでいっぱいになります。
普段は小麦粉とごま油の芳ばしい香りでいっぱいですが、この日はレモンの香りが一際心地よい時間です。
ただレモン素麺は、ノバシから乾燥にかけて非常に気をつかう、なかなか製麺の難しい素麺のひとつなんです。
レモンに含まれる成分のせいだと考えられますが、とてものばしにくく、通常の素麺に比べて長い熟成時間が必要です。無理にのばしてしまうと、干している(乾燥させている)ときにも「プチプチ」と切れてしまうことがあります。
そうなってしまうと手の施しようがありません。。。
そうならないためにも、湿度や温度、水や塩加減に細心の注意を払いながらいつも製造をしています。
素麺づくり…特にレモン素麺は、干すまでに品質が決まるといっても過言ではありません。
(もちろん干してから、裁断、包装して出荷するまでにも大切な工程はありますが…)
そのため、従来の白い素麺のように、“いつもの”つくり方では上手く行きません。
小麦粉のブレンド割合を調整したり、のばす工程で特注の道具を使用するなど、さまざまに工夫を凝らして独自の製法を用いています。
もし機会がございましたら、「そんな手間暇の掛かる素麺なんだな〜」と思い出していただきながら、召し上がってみてください。
今回は、そんなレモンに多く含まれているという「ビタミンC」や「クエン酸」について調べてみました。
パッと思い浮かぶのは、酸っぱい食べ物で、なんとなく「ビタミンC」も「クエン酸」も同じように思っていましたが、実は全然別の物でした。
私三代目も大学生の時にアーチェリー部で副主将を務めた経験がありますが、暑い時期に集中力を高めたり健康に気を使う時にはいつも、「ビタミンC」や「クエン酸」を意識して活用していた記憶が蘇ります。
夏に失われがちな成分と聞きますから、やはり暑い時期には意識して摂取したいものですね。
ちょっとした気遣いで暑い夏も健やかに過ごせるヒントもあると思いますので、今回も最後までお付き合いただけましたら幸いです。
【目次】
① ご存じですか?!ビタミンCとクエン酸の違いとは?
② オレンジ果汁から発見されたビタミンC
③ 体内でつくれないビタミンC、摂取のコツは?
④ グルテン形成を助けるビタミンC
⑤ 紀元前から健康効果が注目されてきたクエン酸
⑥ クエン酸の効率的な摂り方や食べ方の工夫
⑦ 素麵の茹で水に梅干しを入れるとクエン酸の力で歯応えUP!
⑧ 《美味しい素麺》手延べレモン素麺編
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