素麺屋ブログ
2023/12/31 20:54
【お!いしい けんぶんろく】 Vol.27
メンコレ⑥/カラフルな食材を練り込んだ素麺の存在感
このブログを書き出してから、様々な産地を調べたり、食材を練り込んだ手延べ素麺・麺を調べたりしてきました。
それは、弊社が新しい取り組みとして様々な企業様とのコラボ商品やOEM商品のご依頼をいただくようになったことも、ひとつの理由です。
調べてみると実に色々な手延べ素麺(特殊麺)がありました。
また、他の麺類の製麺に対する進化を知ることで手延べ素麺の可能性ややりたいことも色々と出てきました。
その方向性のひとつとして、先日お伺いした石丸製麺の石丸社長のお言葉がとても心に残っています。
「産地の特産品を活かした素材を利用し、新しい価値を創り出し、一緒に地域を元気にしていく。それを“うどん”で実現していく」
といったお言葉でした(少し美化して言葉を補っているかも知れませんが、頭の中に残っているお言葉です)。
※伺った際のお話について詳しくは「【お“いしい”けんぶんろく】vol.24 麺求者への道/うどんを研究してみる」をご覧いただけましたら。
石井製麺所でも産地と共に歩み、奇をてらった“延命”のための手延べ素麺の製造ではなく、これからも手延べ素麺がたくさんの方から必要とされ美味しく召し上がっていただけるように成長していきたいと考えています。
もちろん、化学調味料や着色料などはできるかぎり使用せず、食材や自然由来のものを活用し、健康を守ることができる食品を目指したいと思っています。
そこで、今回は“色”に着目してみました。
素麺と言えば白い細麺が思い浮かぶと思いますが、色々な食材を生地に練り込むことにより、文字通り「色々」な色の麺をつくることができます。
1980年代後半まで関東を中心に、冷や麦にはピンクや緑の麺を数本入れている商品が多かったそうです。
これは、素麺と並べて売るときにお店の人が区別しやすいように、という理由からとのことです。
商品管理が進化した現在ではそうした実用的な意味はなくなりましたが、製麺技術の向上もあって多様な食材を練り込んだ素麺が開発されており、食材の色を生かしたカラフルなものもたくさんあります。
色のついた素麺が食卓に上ることで、食欲を増進させたり、祝いのお膳を鮮やかに彩ったり、子供が喜んでくれたり、いつもの食事のちょっとしたアクセントになったりします。
今回は「メンコレ」第6弾として、カラフルな食材を練り込んだ素麺について、“色々”調べてみましたので、ぜひお付き合いの程よろしくお願いいたします。
※以下にご紹介する素麺は、2023年12月18日現在の当社調べになります。
ご紹介した地域以外でも同様の商品を扱っておられるかもしれませんのでご了承ください。
また、これ以外にもこんな食材を練り込んだ素麺がある、という情報をお持ちの方は、ぜひお知らせください。
<参考サイト>
・そうめんやひやむぎにピンクや緑色の色付きの麺が入っているのはなぜ?
https://jpnculture.net/somen-hiyamugi/
【目次】
① カラフル素麺の元祖!?愛媛県の「五色素麺」
② カラバリが楽しい!ご当地オリジナル素麺
③ まだまだある!果物や野菜の色を生かした素麺
④ 《美味しい手延べ素麺》手延べ山芋素麺 編
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