素麺屋ブログ
2023/10/31 18:07
【お!いしい けんぶんろく】 Vol.24
麺究者への道/うどんを研究してみる
先日、香川県を代表する讃岐うどんメーカー「石丸製麺株式会社」様を訪ね、石丸社長様とお話をさせていただく機会がありました。
最近では、様々なメーカー様を訪ね見知を拡げているところですが、今回は香川県を代表する讃岐うどんメーカーであり、社長様直々のご対応もあり恐縮しっぱなしでした。
工場見学も石丸社長自らのご説明と共に隅々まで拝見し、大変貴重な時間を過ごさせていただきました。
石丸社長様から伺うお話からは、「うどん愛」はもちろん、「郷土愛」「食べる方への思いやり」「共同開発するお会社様へのリスペクト」「日本全国の産地への思いやり」を感じっぱなしで、ただただ感動しておりました。
石井製麺所も規模は違いますが、「素麺愛」「郷土愛」「食べる方への思いやり」「産地との協同」には取り組んでいますので、大変勉強になりました。
同じ麺をつくる者同士、規模は違っても同じ志を持って歩んでいきたいと考えております。
今回は、石丸製麺様への訪問や、弊社冬季限定の「手延べ半生うどん」の販売再開ということもあり、“うどん”を深掘りしてみたいと考えました。
うどんといっても、地域やご家庭によっても好みの分かれるところだと思います。
また、小麦粉からつくられる食品ですから素麺との違いは、どういった所にあるのでしょうか。
香川県は「うどん」と「素麺」の産地。
といっても製法は全く異なりますから、私は全く別の食べ物として考えています。
とはいえ一般的に、うどんは素麺同様、小麦粉と塩と水を主な原料とした麺ですから、その点は素麺と同じです。
農林水産省による日本農林規格では、乾麺類はその太さにより「うどん」「ひやむぎ」「そうめん」「きしめん」などに分類されており、直径1.7㎜以上のものが「うどん」と定義されています。
のどごしが良く多彩なアレンジも可能なうどんは、年齢性別を問わず好まれており、消化も良いので体調不良の時や離乳食にも活用される身近な食材です。
今回は、その“うどんの価値”について迫ってみたいと思います。
その主原料となる小麦の歴史や品種、製法や食べ方、地域性などについても調べてみましたので、今回もお付き合いの程よろしくお願いいたします。
この工場見学の後日、石丸社長様から直筆のお手紙まで頂戴しました。
<参考サイト>
・石丸製麺株式会社
・ひやむぎとそうめんの違い 全国乾麺協同組合連合会
https://www.kanmen.com/topic/04_chigai.html
【ブログインデックス】
① 製粉技術の発達が、小麦の食用を広める
② 国産小麦の開発に歴史あり!うどん用国産小麦生産の取り組み
③ 目的や産地のこだわりなど、製法や流通形状による分類
④ うどんを侮ることなかれ!多彩な料理方法やトッピング
⑤ うどんは地域によって、食感・味付けなどが違う?!
⑥ 日本三大うどん?!各地のご当地うどんをリサーチ
⑦ 《美味しい手延べ麺》手延べ半生うどん 編